2023年 謹んで新年のお慶びを申しあげます
あけましておめでとうございます。旧年中はフォーラムkayaをお引き立てくださいまして、心より御礼申しあげます。本年も皆さまとアートを繋ぐ架け橋として、スタッフ一同一層努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。
さて、本年最初となるブログですが、最近のファッション界のトレンドになりつつある現代アートとハイブランドのコラボレーションに触れてみたいと思います。
メタバースにオンライン・ギャラリーをオープンしたグッチ、独自の美術賞を設けるロエベなど、ここ数年、現代アートとハイブランドはさまざまな形でコラボレーションを行っています。
ブランドにとっては新たなマーケットの開拓や差別化、またアーティストにとっては既存の賞や団体の枠組みを超えた場所での挑戦が可能になるなど、まさに「Win Win」の関係になっているのでしょう。
年の瀬も迫った先日、御堂筋を歩いていると目を奪われたのは、ルイ・ヴィトンのショウウインドウです。見覚えのある原色の水玉かぼちゃたち。その中心のモニターに映るのは草間彌生氏です。
草間氏とのコラボは10年ぶり2度目らしいですが、原宿では1月22日までの期間限定で草間氏をモデルにしたビッグサイズのインスタレーションやオブジェなどを設置したポップアップストアが開設されたとのこと。独創的な草間ワールドを体感しながら買い物が楽しめるとあって、初日から多くの人が殺到しているようです。
このストアはもちろん、御堂筋の店舗にもなかなか足を踏み入れる勇気がわきませんが、機会があれば、一度実物を見てみたいと思います。
今後こうした動きはますます活発になり、美術館や自宅で鑑賞することが普通だったアートが、身に着けて楽しめるものにもなってきています。
私のお気入りのアーティストもどこかのブランドとコラボをするかもしれませんが、その時はお財布に優しいものであってほしいと願うばかりです。