【原寸サイズ】宮本武蔵『枯木鳴鵙図』(掛軸)
獲物を狙う鵙に己を投影した鳥禽図の傑作!
枯れ枝の上部に静かに止まる一羽の鵙(もず)。鋭い声で高鳴きし、やがて静寂を破る瞬間が到来することを予想させる緊張感のあるシーン。後方を振り向くその視線の先に、鑑賞者が様々な想いを寄せる武蔵の遺した墨画の傑作、それが「枯木鳴鵙図」です。
この名作を、島田美術館より提供を受けた高精度デジタルデータを用い原寸サイズで複製。数百年の時を経て作品に生じた劣化も敢えてそのままに再現、本物の持つ臨場感を存分にご堪能いただけます。
卓越した芸術性を持つ画家としての宮本武蔵
江戸時代の文人画家、中林竹洞はその著書の中で、当時の画家を仏教における九品(くほん)になぞり九段階にランキングしました。最上位の「上上品」には画僧、吉山明兆が唯一選出。
続く「上中品」に雪舟、狩野探幽と名だたる絵師が並び、宮本武蔵の名は6番目の「中下品」にようやく登場します。しかし、武蔵の下の「下上品」には琳派の巨匠と呼べる円山応挙や伊藤若冲の名があるので、画家としての武蔵の評価は武人画家の枠を超え一級品だったことが分かります。
※今回は先行販売のご案内です。作品の発送は、発売日の5月19日(月)以降より、準備ができた作品より出荷いたします。記入されている納期の目安は、発売日からの日数となります。
商品の仕様・お買い物
品番 | AK-MU08 |
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仕様 | 技法/ジクレー版画 画寸(約)/縦115×横26cm 軸寸(約)/縦189.5×横37.7cm 重量(約)/323g 素材/本紙:紙、表装:綿、軸先:天然木 日本製 付属品/島田美術館認定書、桐箱入り ※お届け/受付後約2~4週間 |
価格 | 58,000円(税込) |