近代日本画の最高峰が描く小宇宙

花木の一枝を手折って、画題とするのを折枝画という。画面は小さくとも、精緻な描写により、独特な小宇宙を創出しているものが多い。ここでも土牛画伯は、鋭い折口を見せる栗の一枝を細やかな筆遣いで描いている。

若緑のイガ、葉の葉脈、虫食いの穴まで細密に描き出し、触れればカサカサと音のしそうな葉の質感の表現など、リアリティに満ちた画面にしている。栗、イガ、葉の表裏による色彩の変化との対比の妙、その上構図全体を褐色の枝がきりっと引き締めているのが心憎い。さすが古画に通じ、画格を重んじた画伯である。

この「栗」は、奥村土牛画伯七十六歳の頃の作品と思われる。文化勲章を受章して間もなくの時期であり、まさに高調期であった。それにしても描写のなんと若々しいことか、出来栄えが気に入っていたのであろう、「土牛」のサインも力強い。(解説より抜粋)

奥村土牛 略歴

1889年 東京に生まれる。

1905年 梶田半古に入門。

1927年 再興日本美術院第14回展で「古瓜畑」が入選。

1932年 日本美術院同人に推挙される。

1959年 再興日本美術院第44回展に「鳴門」出品。

1962年 文化功労者、文化勲章受章。

1972年 再興日本美術院第57回展に「醍醐」出品。

1990年 逝去。

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品番AR-OT12〈額装〉
仕様技法/彩美版®

用紙/和紙

証明/著作権者の承認印・通し番号入り奥付シール

原画所蔵/華鴒大塚美術館

解説/谷岡清(美術評論家)

発行/共同印刷株式会社

〈額装〉画寸(約)/37×52cm
額寸(約)/56.4×71.3cm
額縁/高級木製和額

〈軸装〉画寸(約)/38×53cm
軸寸(約)/133×71.8cm

表装/本表装(天地:綿パー 中廻:蔓唐草文貴船緞子 風帯・一文字:唐花づくし文新金襴 軸先:新牙)

収納/柾目桐箱
価格132,000円(税込)
品番AK-OT12〈軸装〉
価格132,000円(税込)

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