再興第五十五回院展出品作品

本作『姉妹』は、小倉遊亀画伯と親交のあった洋画家 岡本半三画伯の娘をモデルに、愛らしいワンピースを着た幼い姉妹が仲良く七夕飾りの折鶴を作っている様子を描いた微笑ましい作品で、再興第55回院展に出品された記念すべき名作です。

神妙な面持ちの姉に対して、無邪気な笑みを浮かべる妹。姉妹の性格の違いが一目で見て取れ、観賞者は我が子や自分の子供の頃の姿を重ね、甘酸っぱくも懐かしい和やかな気持ちに包まれます。

安定感のある画面構成、小倉遊亀画伯ならではの品格と落ち着き、鮮やかで澄んだ色彩表現も見事です。

小倉遊亀(1895~2000)

略歴

1895年 滋賀県大津市に生まれる。

1917年 奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)を総代で卒業。

1920年 安田靫彦に師事する。

1932年 女性として初めて日本美術院同人に推挙される。

1962年 日本芸術院賞受賞。

1966年 中国に旅行し、仏陀や観音の壁画を取材する。

1970年 再興第55回院展に『姉妹』を出品。

1973年 勲三等に叙され瑞宝章を授与される。

1976年 日本芸術院会員に任命される。

1978年 日本美術院理事に就任。文化功労者として顕彰。

1980年 文化勲章受章。女性画家では上村松園に次いで二人目の受賞。

1990年 日本美術院理事長に就任。

1996年 日本美術院名誉理事長となる。

1999年 パリの三越エトワールにて「小倉遊亀展」開催。

2000年 逝去。従三位に叙せられる。

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品番AR-OY32
仕様技法/彩美版®シルクスクリーン手刷り、プラチナ泥手彩

用紙/版画用紙 

画寸(約)/縦38×横45.5cm

額寸(約)/縦60×横70cm

重量(約)/3.0kg

額縁/特製木製額金泥仕上げ

監修/有限会社鉄樹

証明/著作権者承認印を奥付と画面右下部に押印

解説/川口直宜(美術評論家、泉屋博古館 元・分館長) 

限定制作/300部

原画所蔵/滋賀県立近代美術館

発行/共同印刷株式会社
価格253,000円(税込)

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