贅を尽くした手張り本金箔を背景に、艶やかに華やかに甦る〝醍醐の花見″

本作は、かつて太閤、豊臣秀吉が晩年に催した空前絶後の花見の宴「醍醐の花見」で知られる、世界遺産・醍醐寺三宝院門前で艶やかに咲き誇る「太閤しだれ桜」こと大紅枝垂れ桜を、邯鄲の夢の如き生涯をおくった天下人の姿に重ね、画伯ならではの豪快かつ繊細な筆致で描きあげた稀なる傑作です。

儚くも力強い名桜の麗姿を花びら一枚一枚まで丹念に描き、円熟の境地でシルクスクリーン作品として再現されました。

中島千波画伯正式認可のもと真正に制作、画伯直筆サイン入り
高級感漂う瀟洒な金泥仕上げの額装にお仕立て

「春輝枝垂れ櫻」は、2009年に愛媛県大三島の名刹、万福寺の襖絵として描かれた原画をもとに、熟練の職人によって27版27色からなる迫力溢れるワイドサイズのシルクスクリーン版画として制作されたもの。背景には手張りによる本金箔をふんだんに施し、桜の花びら一枚一枚の存在感を際立たせるだけでなく、画面全体に絶妙な陰影が生みだされ、画面を覆い尽くすほどの桜花とあいまって、観る者を幽玄の境地へと誘います。

作品には、真正に制作された証となる画伯直筆サインと落款が入れられ、金泥仕上げの木製額に収めた豪華な仕様でお届け。華々しい画趣がいっそう際立ち、圧倒的で息をのむほどの芸術世界が訪れる方の称賛を呼ぶことでしょう。どうぞこの機会にご愛蔵賜りまして、壮麗な歴史絵巻を彷彿させる千波芸術の神髄をお手元にて存分にご鑑賞ください。

中島千波 略歴

1945年 中島清之の三男として長野県小布施に生まれる。
1969年 東京藝術大学美術学部日本画科卒業。第54回院展初出品、初入選「窓」。
1979年 第5回山種美術館賞(山種美術館)「衆生・視」優秀賞受賞。
1988年 宮尾登美子著「きのね」(朝日新聞)の挿絵制作。
1990年 三溪園臨春閣第六襖絵「不二と桃花図」「松林図」完成。
1992年 おぶせミュージアム中島千波館開館。
1994年 東京藝術大学美術学部助教授に就任。鎌倉鶴岡八幡宮斉館貴賓室床の間「孔雀図」制作。
1995年 中島千波の世界展(パリ・三越エトワール)。
2000年 東京藝術大学美術学部デザイン科教授に就任。
2004年 成田山東京別院深川不動堂の内仏殿大日堂の格天井絵が完成。
2012年 おぶせミュージアム中島千波館開館20周年記念「横浜美術館所蔵作品による中島千波・清之親子展」。東京藝術大学退官展(東京藝術大学美術館)。
2014年 日本画に見る「さくら」展―横山大観から中島千波まで―開催(長野 水野美術館)。高野山金剛峯寺奥殿桜の間障壁画の襖12枚を完成。
2015年 「高野山 祈りの美」開催(大阪・日本橋高島屋)。古希記念中島千波展~新たなる地平~出品(日本橋三越)。
2018年 『櫻樹瑤春』制作。
2019年 画業50年記念「中島千波のあゆみ展」開催(おぶせミュージアム)。

商品の仕様・お買い物

品番AR-NC114
仕様技法/シルクスクリーン・手張り本金箔

版数色数/27版27色

用紙/鳥の子和紙

画寸(約)/縦36.2×横95cm

額寸(約)/縦58.7×横116.6cm

額縁/特製木製額金泥仕上げ

工房/K.T.M Printers

限定制作/150部

証明/作家直筆サイン・落款入り

原画制作/2009年 EA版
価格完売

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