山種美術館の名品、大晦日の京都が魅せる郷愁に溢れた傑作

東山魁夷は、川端康成の京都の自然や町の風景が変わらぬうちに、その美しい姿を描きとめてほしいという勧めに触発され、京都の四季折々の姿を捉えた作品に取り組み、1968年の個展「京洛四季」で、十七点の連作を発表しました。

その中の一点である本作は、魁夷が定宿にしていた京都ホテル(現・ホテルオークラ京都)から、大みそかの雪降る京の町並みを描いたもので、魁夷の京都への郷愁と愛惜の心が、画全体から伝わってくるような円熟期の名作。白い雪の音や厳かな除夜の鐘の響きが感じられ、鴨川沿いの家には黄色く明かりがともり、人々の暮しの気配とともに新年への期待感も感じられます。

この度、東山芸術の傑作が、著作権承継者の正式許諾を得て、特別限定版美術作品として新たに誕生いたしました。

清らかな色彩や繊細な筆致が、高度な技法で見事に再現され、「東山ブルー」と称される群青色のグラデーションが一層魅力的に表現されています。魁夷が「京都の四季を通じて、日本の美を想う」という言葉を残した魁夷の世界を、存分にご堪能ください。

東山魁夷(1908~1999)

略歴

1908年 横浜に生まれる。

1931年 東京美術学校日本画科(現・東京芸術大学)卒業。

1933年 ドイツ・ベルリン大学で美術史を学ぶ。

1947年 「残照」で風景画家として立つことを決意する。

1956年 日本芸術院賞受賞。

1965年 日展理事就任。

1968年 「年暮る」制作。

1969年 文化勲章受章、文化功労者顕彰。

1980年 唐招提寺障壁画完成。

1990年 長野に東山魁夷館開館。

1999年 逝去。従三位勲一等瑞宝章追贈。

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品番AR-HK128
仕様技法/彩美版®︎プレミアム

画寸(約)/47.6×65.2cm

額寸(約)/65.6×83.2×3.5cm

重量(約)/5.3kg

額縁/特注浮き出し加工木製額(メタリックフレーム/シルバーマット)

許諾/東山家齋藤進

証明/東山家齋藤進、山種美術館

原画所蔵/山種美術館

解説/山種美術館館長・山﨑妙子

発行/共同印刷株式会社
価格660,000円(税込)

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