―小倉遊亀 生誕130周年記念―
こころよい緑一色の世界が広がる、爽快感と気品に満ちた代表作

明快で清澄な画面に広がる緑の葉が、さまざまな諧調で描き分けられ、観る人の心を潤す名作『晴日』。小倉画伯が42歳のときに描き、第24回院展に出品された珠玉の一作です。

画面右の遠景には明るい樹木が配置され、その一木一葉まで綿密に描かれています。左の近景では、濃淡を巧みに表現した木々の葉が、さらに緻密な筆致で描かれ、一葉一葉を愛しむかのような画伯の熱い思いが伝わってきます。左右の明暗が画面に奥行きをもたらし、視線は前景の深い緑陰へと導かれます。その中心には、穏やかに眠る犬の姿。細密描写の張りつめた空気を一瞬に和らげ、絵に安らぎを添えています。

このたび、小倉画伯の生誕130周年を記念し、清々しい美しさが輝く名作『晴日』が、著作権者の正式な承認のもと、原画の魅力を余すところなく追求した一級の美術作品として制作されました。観る人の心に優しく響き、安心感をもたらす小倉遊亀の豊かな芸術世界を、ぜひご堪能ください。

小倉遊亀(1895~2000) 略歴

1895年 滋賀県大津市に生まれる。

1917年 奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)を総代で卒業。

1920年 安田靫彦に師事する。

1932年 女性として初めて日本美術院同人に推挙される。

1937年 「晴日」を制作。

1962年 日本芸術院賞受賞。

1966年 中国に旅行し、仏陀や観音の壁画を取材する。

『夏草』を制作。

1973年 勲三等に叙され瑞宝章を授与される。

1976年 日本芸術院会員に任命される。

1978年 日本美術院理事に就任。文化功労者として顕彰。

1980年 文化勲章受章。女性画家では上村松園に次いで二人目の受賞。

1990年 日本美術院理事長に就任。

1996年 日本美術院名誉理事長となる。

1999年 パリの三越エトワールにて「小倉遊亀展」開催。

2000年 逝去。従三位に叙せられる。

商品の仕様・お買い物

品番AR-OY93
仕様技法/彩美版®シルクスクリーン併用

限定制作/300部

画寸(約)/縦33.5×横40.9cm

額寸(約)/縦51.3×横58.8×厚さ4.3cm・重量2.4kg

用紙/版画用紙

額装/木製額金泥仕上げ

監修/有限会社 鉄樹

証明/著作権者承認印を額裏奥付と画面左下部に押印

谷岡清氏(美術評論家)による解説書付

発行/共同印刷株式会社
価格187,000円(税込)

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