【レジオン・ド・ヌール勲章受章】藤田嗣治『猫を抱く少女』〈シルクスクリーン版画〉

没後50年を記念した大回顧展出品作の円熟期名画

ピカソをして「彼こそ真の天才」と言わしめた、エコール・ド・パリの寵児藤田嗣治が円熟期に手掛けた名画を、没後50年を記念し、フランスと日本の美術著作権協会の正式承認のもと制作されたシルクスクリーン版画です。

仰向けで眠る仔猫を膝に抱く少女の姿を、藤田ならではの乳白色の下地に描き、窓から見える背景には古き良きパリの街並みが描き込まれております。

次第に遠くなる〝エコール・ド・パリへの愛惜〟を感じ取ることができる作品です。

略歴

1886年　東京に生まれる。

1910年　東京美術学校を卒業。

1913年　渡仏。

1919年　サロン・ドートンヌに出品、入選し会員に推挙される。

1921年　サロン・ドートンヌ審査員に推挙され、画商が競い合うほどの人気となる。

1940年　第二次世界大戦の戦火が迫るパリを脱出。帰国後、戦争画の傑作を描く。

1949年　『猫を抱く少女』制作。

1955年　フランス国籍を取得。

1957年　フランス最高勲章レジオン・ド・ヌール勲章受章。

1959年　カトリックの洗礼を受ける。洗礼名「レオナール」。

1968年　チューリッヒで逝去。享年81。

品番	AR-FT38
仕様	技法／シルクスクリーン版数版色／38版39色39度刷用紙／鳥の子和紙　画寸（約）／縦37×横27.5cm 額寸（約）／縦66.5×横56cm 額縁／特製木製額　著作権承認／フジタ財団、フランス美術著作権協会、日本美術著作権協会証明／フランス美術著作権協会（ＡＤＡＧＰ）承認エンボス原画制作年／1949年（個人蔵）限定制作／300部
価格	275,000円（税込）