伝説の名桜を華麗に描いた千波芸術の粋

本作『千歳櫻』は、福島県大沼郡会津美里町にそびえる樹齢七百年余のベニヒガンザクラを描いたもの。県の天然記念物に指定されているこの桜は、「千歳」という女性にちなんで鎌倉時代に植えられたという伝説の名木です。

古木ならではの風格と、麗しい女性の姿を彷彿させる妖艶な姿に深く心打たれた千波画伯が、官能的なまでの美の境地で表現し尽くしました。

正当な手続きのもと制作された証として一点一点に中島千波画伯の承認印が捺された奥付シールを貼付し、瀟洒な金泥仕上げの木製額に収めてお届けいたします。

中島千波 略歴

1945年 中島清之の三男として長野県小布施に生まれる。
1969年 東京藝術大学美術学部日本画科卒業。第54回院展初出品、初入選「窓」。
1979年 第5回山種美術館賞(山種美術館)「衆生・視」優秀賞受賞。
1988年 宮尾登美子著「きのね」(朝日新聞)の挿絵制作。
1990年 三溪園臨春閣第六襖絵「不二と桃花図」「松林図」完成。
1992年 おぶせミュージアム中島千波館開館。
1994年 東京藝術大学美術学部助教授に就任。鎌倉鶴岡八幡宮斉館貴賓室床の間「孔雀図」制作。
1995年 中島千波の世界展(パリ・三越エトワール)。
2000年 東京藝術大学美術学部デザイン科教授に就任。
2004年 成田山東京別院深川不動堂の内仏殿大日堂の格天井絵が完成。
2012年 おぶせミュージアム中島千波館開館20周年記念「横浜美術館所蔵作品による中島千波・清之親子展」。東京藝術大学退官展(東京藝術大学美術館)。
2014年 日本画に見る「さくら」展―横山大観から中島千波まで―開催(長野 水野美術館)。高野山金剛峯寺奥殿桜の間障壁画の襖12枚を完成。
2015年 「高野山 祈りの美」開催(大阪・日本橋高島屋)。古希記念中島千波展~新たなる地平~出品(日本橋三越)。
2019年 画業50年記念「中島千波のあゆみ展」開催(おぶせミュージアム)。

商品の仕様・お買い物

品番AR-NC58
仕様技法/岩絵具方式複製画

画寸(約)/41×53cm

額寸(約)/62.5×73.5cm

額縁/木製金泥仕上げ額

限定制作/1000部

証明/作家承認印と限定番号入り奥付シール

発行/共同印刷株式会社
価格140,800円(税込)

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